ブースのご案内/8番地「リアル研究家のコテージ」

8番地、京都のカーテンショップオーナー、吉川信也さんの出展です。

「リアル研究家のコテージ」

リアル研究家って何?

ここは「リアル研究家」のコテージです、と、デザイナーの吉川信也さんは言いました。リアル研究家って何?そもそもの世界観の設定からちょっと変わっていたのが、8番地のブースでした。ピンクとグリーンが目を惹くカラフルでPOPな空間は、まるでおもちゃ箱のような楽し気な仕掛けが満載です。

リアルってなんだろう?フェイクってなんだろう?本物か偽物か、その境目はなんだ?ということを研究しているうちに現実と仮想の境目がわからなくなって狂い始めてしまった男(それがリアル研究家)、壁に貼られたポスターの中のうつろ気な表情の男こそが、このコテージの持ち主本人だ、というわけです。(さぁ、この世界観におつきあいください)

リアル研究家の男

ここに来た人にしか味わえない、リアル

東京ショーハウスの会場は表参道の通りを1本入った閑静なエリア、木が生い茂り美しい緑が視界に入ります。そのロケーションの中で、フェイクの芝生を展示に取り込んだ吉川さん。リアルの緑とフェイクの緑がお越しいただいた皆様の視界に同時に写り込みます。さぁ境目はどうだというわけです。

ピンクの壁には、白と黒の枝が突き刺さっている。写真でみればそれだけの情報です。でも、この場に足を運んだ人にはわかるのです、一部はリアルの枝で、一部はペンキで描いた絵だったということを。

リアルとフェイクの境目。
そこにあるのは壁紙だったか?いや、ペンキだった、いや、それはファブリックだった、それはタイルだった。写真(ネット上の情報)だけで受ける印象と、実際に近づき、手で触る情報は、まるで別物です。ブラインドを上げ下げする感触、フカフカしたシートクッションを手で押す感覚、のぞき込む、しゃがむ、手を伸ばす・・・五感をフルに動かすことで得られる刺激や感情こそが、リアルではないでしょうか。

カラフルな壁
建築家 リナ・ボ・バルディの建築(ブラジル)からインスパイアされたという変形窓

ブラインドを上げると、そこにはまた小さな世界が仕込まれています。これはどういう意味だろう?これはなんだろう?と、ご来場の皆さんは想像し、理解し、笑顔になっていきました。

本体と影 リアルはどっちだ
屋外で使用可能な「アウトドアファブリック」からのセレクト
かわいいモンキーが、女の子(水彩画)を抱えてこちらを見つめている
ショーウインドーのような展示ブース
カーテンショップオーナーらしい、ファブリックの提案

8番地の展示は、見るだけでは魅力半分です。入り込んで、触って、それこそおもちゃ箱をあさるように遊んでいただくのが正しい鑑賞方法だったと思います。

ご来場いただき、手を動かした人だけが味わえる仕掛けがありました
本を手に取り、仕掛けを楽しむご来場者様
ご来場ありがとうございました♪

あの本に、なにかある
デザイナー吉川さんが展示を説明
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪
東京ショーハウス主催者の三宅と、デザイナー吉川さん
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪

半屋外の小さな小さなスペースでしたが、
8番地もたくさんの方にご覧いただきました。
ありがとうございました!