ブースのご案内/6番地「hidden thoughts」

6番地、インテリアスタイリスト鬼澤孝史さんの出展です。

「hidden thoughts」

hidden thoughts 内なる思い

東京ショーハウスの、一番奥の、小さな小さなクローゼット空間。うっかり見過ごしてしまった方がいたらごめんなさい。本当に小さなコーナーだったのですが、覗いたときのインパクトは一番。ご来場の皆様「わぁ!」とか「おぉ!」とか思わず声を出さずにはいられないサプライズな展示でした。

機関銃を持ったトルソーがお出迎え


そこには、機関銃を持ったトルソーが立っています。一瞬ギョっとするのです。撃たれる?!・・・いや、よく見ると、銃口はこちらではなくトルソー自身に向けられていることに気づきます。トルソーの顔は・・・地球。左手にはスマートフォン。「命には限りがあるということ、そして、そんな有限の時間なのにただただ毎日スマホを眺める人生でいいのか」と問いかけられているのです。

カラーコーディネートがおしゃれ



ミリタリーな服、散らばったグリーン(モス)。ウクライナの戦争や地球環境破壊など、昨今我々が関心のある事象をメタファーとして展示されています。
クローゼットという空間は、表の顔と裏の顔、外側と内側を繋ぐ自分の境界線のような場所だと思い、それを視覚的に表現出来たらと鬼澤さんは思いました。 鏡に映る自分は本当の自分なのか。 仮面を被り本当の自分を隠し、この地球で生きている。誰もが心の中に銃(秘めた思い)を隠し持っているのではないか、と。

合わせ鏡をつかったおしゃれなインスタレーション

姿見がついていたクローゼットに、もう一枚の鏡を持ち込んで合わせ鏡にしたことで、延々とつづく連続性がうまれ、アーティスティックな空間になりました。のぞき込んだ人の顔を意識的に見せた、意味ありげな問いかけの表現も面白いですよね!

ひとつひとつ意味はあるのに、サラっとおしゃれに見せているのが高度なスタイリング術
仮面の中は本当の自分か?

リアルとは、自分が実際に体験したことからしか生まれない

アートもインテリアも表現で解は無いものと思う。何よりも自分の限られた時間を楽しむこと。そして、行動する事、挑む事。 廻りの目を気にかけ、スマホばかり眺め、 考察し、他人を批評してばかりの時間は楽しいのだろうか。他人からはリアルは生まれないし、感じ取れない。 そして時間は唯一、皆平等に有限的に流れる。永遠ではない。 日本人の平均寿命は84.3歳で世界第一位である。その時間を各々の信念で精一杯生きてもらいたいし、楽しんでもらいたい。 インテリアもアートも同じ思いである。…鬼澤さんからのメッセージです。

展示トルソー ¥843,500

日本人の平均寿命84歳からとった、84万円でアートを販売することそのものがアートだという、哲学的でおしゃれな空間インスタレーションでした。

小物一つ一つがこだわりのアート(デザイナーの私物)
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪
ご来場ありがとうございます♪
夜の雰囲気も素敵でした


6番地もたくさんの方にご覧いただきました。
ありがとうございました!